小紋の飛び柄 "いろは" - 着物や着物お仕立てなら京都の古都へ

着物の仕立て 小紋の飛び柄 着物の仕立て "いろは" 小紋の飛び柄

着物の仕立て いろは では、着物の仕立てについてや着物に関することの "いろは" をつらつらと少々触れ
てみていきたいと思います。
着物の仕立て いろは 小紋の飛び柄について少し触れてみます。

= 小紋の飛び柄 =
小紋の飛び柄は、いわゆる配置柄です。
これは、やっかいな裁ち合わせになりますね。!
配置されている柄取によって、どのように柄をどこに持っていくか!
配置柄によっては、だいたいの位置が決まっておりますが、好みもありますので一概には言えません。


訪問着や附下など柄物、いわゆる柄合わせがあるものよりも難しい一面があります。

着物の仕立て ”いろは” 小紋の飛び柄について

小紋の着物 飛び柄 part1-A

小紋の着物   飛び柄  part1-A

柄位置が普通の小紋とは少し違いますので、
裁ち合わせに工夫が要ります。
柄粋によって、裁ち合わせも変わってきます。
左の画像の様に、必ず衿に柄がくるとは限りません。
また、胸の柄の位置も寸法サイズによって変動します。

前右袖:後右袖にどの位置に柄を配置するか、
あるいは前左袖:後左袖どの位置に柄を配置するか、
これも人の好みによって違ってきます。

続きは下の画像画面でご覧ください。

小紋の着物 飛び柄 part1-B

小紋の着物   飛び柄  part1-B

左の画像は、上の画像を少し遠目に撮っております。
衿柄がこの画像の様に丸の小花柄ですと上・下向きの
柄ではないので何ら問題はないですが、

例えば、下の画像をご覧ください。
フクロウの柄がありますが、これは衿で逆さまになると
困りますよね。
そういう現象も起こりうるということです。

右前身頃の柄の配置の位置は決まっていますが、
配置柄によっては、必ず"ここ"の位置に、とは言えません。

続きは下の画像画面でご覧ください。

小紋の着物 飛び柄 part2-A

小紋の着物   飛び柄  part2-A

上の画像とは少し柄位置が違いますよね。!
配置柄でも柄位置によってこのような柄配置になります。
また、衿の柄位置も同様です。
柄の位置も、お客様の好みや指定で柄の配置も変わります。

ただ単に、小紋柄として裁ち合わせをすると、
折角の飛び柄を生かせなくなりますので注意が必要です。

続きは下の画像画面でご覧ください。

小紋の着物 飛び柄 part2-B

小紋の着物   飛び柄  part2-B

左の画像は、上前衽の柄の配置です。
このフクロウの柄の配置されている位置が、たぶん偶然でしょうが、
偶然とは、染めの時点ではこの様な事を考慮していない。
ということです。
ですので、裁ち合わせでかなり工夫しているということです。

工夫した結果、
上前衽と上前身頃にこの様な配置ができています。
上前衽の真ん中に、また、上前身頃の柄 (フクロウ)とが、
左右に並ばずに、この様な柄位置ができております。

着物の仕立て ”いろは ” その一 身巾の柄合わせ着物の仕立て ”いろは ” 小紋の飛び柄着物の仕立て ”いろは ” 男物の着物
着物の仕立て ”いろは ” その二 裄の柄合わせ着物の仕立て ”いろは ” 小紋の格子柄
着物の仕立て ”いろは ” その三 身巾と裄

着物の仕立て ”いろは ” その四 身巾(腰と裾)

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