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魚貝類の文様の数々から!
= 魚貝類の文様の種類 =
江戸時代中期以降、観賞用に愛好されて庶民に広まりました。 | |
姿が愛らしく涼しげなことから、ゆかたや夏用の染め帯などに | |
表されることが多く見られます。 | |
本来、金魚自体に季節はありませんが、きものや帯の柄としては、 | |
夏期の着用だとおしゃれ感が強調されます。 |
鯉は龍門とよばれる急瀬をも登り、やがて龍になるといわれ | |
出世魚として古くから尊重されました。 | |
名物裂の荒磯緞子にも見られるほか、江戸時代のゆかたの柄にも用いられました。 | |
波まの鯉、鯉の滝登り、鯉尽くしなど | |
多数の文様があり、絵絣にも織られています。 |
蝦とも書き、昔から長寿を意味するものとして好まれました。 | |
江戸時代にゆかたや大漁半纏の模様とされ、 | |
また背中いっぱいに大海老を表した歌舞伎衣装もあります。 | |
海老を丸くデザインした海老丸は、 | |
装束のほか風呂敷などにも見られ、家紋にもなっています。 |
蛤は対の貝しか合わないため、 | |
平安時代から貝合わせの遊びに使われました。 | |
貝合わせに用いる、内側が美しく装飾された貝を合わせ貝、 | |
それを納める容れ物を貝桶といい、おめでたい文様として、 | |
単独で、または組み合わせても、きものや帯に多用されています。 |
いろいろな貝を集めて遊ぶこともいいますが、 | |
文様としては、種類の異なった貝を集めて意匠化したものをいいます。 | |
様々な貝の美しい形を、海辺の風景や波と共に、 | |
文様化したものもあります。 | |
また、小紋や染め帯などにもあります。 |
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