男物着物 "いろは" - 着物や着物お仕立てなら京都の古都へ

着物の仕立て 男物着物 着物の仕立て "いろは" 男物の着物

着物の仕立て いろは では、着物の仕立てについてや着物に関することの "いろは" をつらつらと少々触れ
てみていきたいと思います。
着物の仕立て いろは ー 男物着物について少し触れてみます。

男性の着物お仕立ては非常に難しいです。
男物性用着物は、女性用着物のと比べると総需要の割合から見ると絶対数が少ないのは歪めない。
それはデーターが少ないということにつながります。

= 標準寸法 =
現状では身巾寸法は、たいがいが、前巾7寸:後巾8寸が圧倒的に多いようです。
何故か、こうなるんですね!
男物身巾寸法 イコール 前巾7寸:後巾8寸----もうこれは、固定観念になっていますね。

着物の仕立て ”いろは”  男物の着物について

男物の着物 身巾{ 前巾:後巾 }

男物の着物   身巾{ 前巾:後巾 }

現状では、一般的に普通体型の男性であれば身巾寸法は、
前巾7寸:後巾8寸にする傾向があります。
今までに寸法表を数々見せて頂きましたが、
大方この身巾寸法になっていました。
男物の採寸には、よほどヒップ・バストサイズがある人は別にして、
さほど神経をとがらせて寸法取りをしていなかったようです。
逆に言いますと男物の寸法データーが少ないが故の結果かも
わかりません。
本来なら女性用寸法の採寸取と同様のことをしなければなりません。 しかしながら、男物は大雑把な採寸が多いようです。

上は、羽二重着物の画像画面でご覧ください。

男物の着物 身巾と裄(ゆき)

男物の着物   身巾と裄(ゆき)

男物の着物の身巾と裄(ゆき)との関係から、
特徴的な現象がよく見受けられます。
それは胸の シワ です。
これも一般的な寸法取をすることに原因があります。

最近の女性も裄の長い方が多いですが、
男性は、もっと長いですよね!
ここで、やっかいなのが、身巾と裄寸法なんですね。
まずは身巾、特に後巾と肩巾の寸法決め、
特に後巾との関連から肩巾の寸法をいくらに取るかが
ポイントとなります。
後巾と肩巾の関連から裄寸法の割り振り考えなければ、
ただ単に裄寸法の割り振りをしますと、寄りジワができます。

続きは下の男物の着物   身巾と裄(ゆき) Part2  でご覧ください。

男物の着物 身巾と裄(ゆき) Part2

男物の着物   身巾と裄(ゆき) Part2

例えば、前巾7寸:後巾8寸の方の裄が1尺9寸8分として、
この時に、単純に裄寸法の割り振りを肩巾9寸8分:袖巾1尺
とすると、胸にシワがでるでしょう。
但し、胸囲のある方なら必ずとは言えませんが。
裄の長いことを前提にして、一般的な寸法の人ならば、
男物は特に反巾が広いのを選ばれるとよいでしょう。

と言いますのも、できるだけ袖巾でいっぱいの寸法にして
希望の裄寸法にもっていくといいでしょう。
そのことによって、後巾と肩巾の寸法の差を少なくして
無理な勾配(斜めライン)を取らないようにする。
このことによって、胸の寄りジワをできるだけ防げるでしょう。

続きは下の男物の着物   身巾と裄(ゆき) Part3  でご覧ください。

男物の着物 身巾と裄(ゆき) Part3

男物の着物   身巾と裄(ゆき) Part3

ゆき寸法の割り振りによって起こる現象です。
現実には、熟考されずに身巾と裄の割振りを、
簡単に数字上の割振りでされることが多いようです。
たまにしか着用されない方々は、あまり気にされないようです。
が、よくお召になる方は、このことを指摘されることがあります。

お客様の中には、わりとガッチリとした方でも、
(ヒップ98cm: バスト90cm):裄1尺9寸5分
前巾7寸;後巾8寸では、少し広いと、言われていました。
ちなみに、裄の割振りは、肩巾9寸0分:袖巾1尺0寸5分
その後、身巾を変更しました。
前巾6寸8分;後巾8寸に

着物の仕立て ”いろは ” その一 身巾の柄合わせ着物の仕立て ”いろは ” 小紋の飛び柄着物の仕立て ”いろは ” 男物の着物
着物の仕立て ”いろは ” その二 裄の柄合わせ着物の仕立て ”いろは ” 小紋の格子柄
着物の仕立て ”いろは ” その三 身巾と裄

着物の仕立て ”いろは ” その四 身巾(腰と裾)

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