着物仕立て 裄の柄合わせ "いろは" - 着物や着物お仕立てなら京都の古都へ

着物仕立て いろは その二 裄の柄合わせ 着物仕立て "いろは" その二 裄の柄合わせ

着物仕立て いろは では、着物の仕立てについてや着物に関することの "いろは" をつらつらと少々触れ
てみていきたいと思います。
着物仕立て いろは ー その二 では、裄の柄合わせについて少し触れてみます。
= 標準裄寸法 =
現状では裄寸法が1尺7寸〜1尺7寸5分で、基本的に袖付けの柄合わせ柄取りが合うように染まっています。
裄寸法と言っても肩巾と袖巾の割り振りが重要になってきます。
特に肩巾の寸法をいくらに取るかがポイントとなります。
肩巾をおおよそ8寸8分前後の寸法にとれば袖付けの柄が合うでしょうが、
中々そうはいかないのが現実です。

訪問着や附下など柄物、いわゆる柄合わせがあるものは、柄取り色合いあが気に入ったからといっても、
まずは、ご自身の寸法とあった柄物をお選びになることをおすすめします。

着物仕立て ”いろは” その二   裄の柄合わせについて

肩巾:袖巾の袖付けの柄合わせ
続きは下の画像画面でご覧ください。

訪問着の裄(ゆき){ 肩巾:袖巾 }の袖付けの柄合わせです。  
この画像は袖付けの柄が合っている例です。


現状では裄寸法が1尺7寸〜1尺7寸5分で、基本的に袖付けの
柄合わせは合うようになっています。
同じく後ろ側の袖付けの柄合わせも合うようにできています。
これは、おおよそゆきサイズ64.5〜66.5cmの方のサイズに
なります。
しかしながら、最近では1尺8寸〜1尺8寸5分と裄の寸法が
長い方が多くなってきてます。
裄寸法によっては袖付けの柄が必ず合うとは限りません。
ゆきの寸法で袖付けの柄が合うかどうかが決まってきます。

肩巾:袖巾の袖付けの柄合わせ
続きは下の画像画面でご覧ください。

訪問着の裄(ゆき){ 肩巾:袖巾 }の袖付けの柄合わせです。  
この画像は袖付けの柄が合っている例です。


裄寸法と言っても肩巾と袖巾の割り振りが重要になってきます。 特に肩巾の寸法をいくらに取るかがポイントとなります。
肩巾をおおよそ8寸8分前後の寸法にとれば袖付けの柄が合う
でしょう。
例えば、ゆき寸法が1尺8寸の方なら肩巾を8寸8分にして
袖巾を9寸2分にする。 といった具合に、
しかし、最近ではよく肩巾を9寸、袖巾9寸のゆき寸法を
よく見かけます。

肩巾:袖巾の袖付けの柄合わせ
続きは下の画像画面でご覧ください。

訪問着の裄(ゆき){ 肩巾:袖巾 }の袖付けの柄合わせです。  この画像は袖付けの柄が合っている例です。

ここでは袖付けの柄合わせ、ゆき寸法の割り振りについて触れておりますが、一概に寸法を決めるわけにはいきません。
と言いますのも、身巾との関連で特に後巾と肩巾とのバランスに注意する必要性があるからです。

この点については、次回に触れていきたいと思います。
着物お仕立て ”いろは” その二   裄と身巾
ことらから どうぞ!

肩巾:袖巾の袖付けの柄合わせ
続きは下の画像画面でご覧ください。

訪問着の裄(ゆき){ 肩巾:袖巾 }の袖付けの柄合わせです。  
この画像は袖付けの柄が合っていない例です。


ここでの袖付けの柄合わせは、ゆき寸法の割り振りによって
起こる現象です。
現実には、このような袖付けでの柄合わせが多いようです。
一般的に言っても良しとされているようです。

下の画像でこれによく似た柄付けを載せていますので、
ご覧ください。

柄合わせが明らかに合っておりません。 柄合わせが、細かな柄取り

左側の画像では袖付けの柄合わせが明らかに合っておりません。これもムードでしょうか!
右側の画像では袖付けの柄合わせが、細かな柄取りでほとんどわからない柄付けになっています。

着物仕立て ”いろは ” その一 身巾の柄合わせ着物の仕立て ”いろは ” 小紋の飛び柄着物の仕立て ”いろは ” 男物の着物
着物仕立て ”いろは ” その二 裄の柄合わせ着物の仕立て ”いろは ” 小紋の格子柄
着物仕立て ”いろは ” その三 身巾と裄

着物仕立て ”いろは ” その四 身巾(腰と裾)

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